メイビーサムタイム（2008年生、母ノビー）

メイビーサムタイム（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いつか、きっと、たぶん」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時9歳）と交配したノビーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月4日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

12月12日、中7週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチエノバラードに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のハボタン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2011年）

1月5日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたコスモパスキー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったマイネルプリュームにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の出倉愛彩ちゃん1歳誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボブリンをハナ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

4月14日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったブラウンスキーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月20日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したシンワツヨシを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーイエスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。