ハッピーブライド（1996年生、母ムーディトウショウ）

ハッピーブライド（1996年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時16歳）と交配したムーディトウショウが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地21戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、神垣道弘から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

7月25日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキングストリオに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したポルテボヌールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったキンショーテガラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のイーグルスターに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したバニラアフリートにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月19日、中3週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

4歳（2000年）

3月18日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月22日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、クリスマスツリーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のバグダッドカフェをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったテンザンミラーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のトウジンガリバーに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。