アトムチェイサー（1995年生、母アトムプリンセス）

アトムチェイサー（1995年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時8歳）と交配したアトムプリンセスが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地24戦3勝。主な勝ち鞍は2001年の青葉城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月29日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイカラスプーチンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（1998年）

7月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5歳（2000年）

2月13日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6歳（2001年）

1月20日、約11か月半の休養明けで迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミラクルダムールをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

6月16日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るガトーショコラを強烈な末脚で3/4馬身差し切って3勝目をつかんだ。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7歳（2002年）

3月31日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月3日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた23戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。