タイアポロン（1993年生、母タイプラマネード）

タイアポロン（1993年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時7歳）と交配したタイプラマネードが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフサイチヨーコに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の黒竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

10月20日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（7戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り最後はロングヤサカと並んで13着同着となった。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（8戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルイチタイセイを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で須貝尚介騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（1997年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で須貝尚介騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

2月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月23日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

6月8日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（14戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったゲイリーフラッシュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（16戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマヒサキャロルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（17戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（18戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のシークレットパールに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手にした。

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（19戦3勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（20戦3勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（21戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5歳（1998年）

2月1日、中5週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（22戦3勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた27戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（23戦3勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（24戦3勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（25戦3勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた31戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の有松特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた33戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（26戦3勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（27戦3勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（28戦3勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（29戦3勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

6歳（1999年）

5月16日、約8か月の休養明けで迎えた38戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。