ハイグレードボム（1999年生、母カネタジョーク）

ハイグレードボム（1999年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のコノミテイオー（当時8歳）と交配したカネタジョークが12歳のときに産んだ19番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は木稲牧場。戦績は、地方26戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のシラサギ特別(アラ系3歳以上B1 B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木稲安則から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、熊本県馬主会によって210万円で落札された。

手島勝利厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2001年）

6月24日、デビュー戦は井上悦児騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は447kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドウラクイチバンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアオキノホシを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系2歳（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコノミポールスターを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコノミポールスターを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（2002年）

4月21日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイケノロマンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーエイホームランに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサファリファイヤーに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、盛夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホームアローンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月25日、中3週で迎えた15戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4歳（2003年）

4月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、アラ系3歳以上A3 B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は亀井洋司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、周防灘特設（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のガッシャブルームをクビ差振り切って優勝

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、ホトトギス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤタノルーキーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた19戦目は、コマドリ特別（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた20戦目は、シラサギ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルフジジッコウを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月13日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系3歳以上A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた22戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るジャンリュックを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って7勝目を掴み取った。

8月24日、連闘で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アオキノホシに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた24戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は下條知之騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた26戦目は、アラ系3歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。