キャンディバーデス（1996年生、母ニホンピロバーデス）

キャンディバーデス（1996年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したニホンピロバーデスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島俊明。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（20万×50口）で一口馬主が募集された。

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタサンマジックにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

6月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、カワキタスケルツォに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月3日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のチヨノガーベラを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2000年）

2月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のミュウミュウを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月19日、中4週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のアデライーデを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月14日、中5週で迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦3勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。

9月17日、中3週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦3勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の多摩川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2001年）

7月15日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。5着を確保した。

8月26日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の赤富士賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（10戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたビューティグロー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6歳（2002年）

1月19日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（11戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7歳（2003年）

3月22日、約14か月の休養明けで迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4月19日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。