インターマジカル（1986年生、母キクノコトブキ）

Inter Magical

1986.04.02

インターマジカル（1986年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時12歳）と交配したキクノコトブキが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は安達 洋生。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の雄国沼特別(500万下)。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1990年）

1月28日、デビュー戦は徳吉一己騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は552kg。14頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンノスパークを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のローベルエディーをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4月15日、中2週で迎えた6戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月1日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木寿騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインリバーに半馬身交わされて2着となった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジュニアスボーイに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。