パラレルワールド（2015年生、母ケージーホマレ）

パラレルワールド（2015年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「平行世界」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時10歳）と交配したケージーホマレが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の3歳B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、FAVOURSTARLIMITEDによって280.8万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月4日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた3戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、フラットコードに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（2018年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚本弘隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフレンドアリスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた7戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた8戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハクサンキャノンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインクルゴールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の沙織へ俺と付き合おうか記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。