キョウエイコマンド（1986年生、母トクノエイティー）

キョウエイコマンド（1986年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時12歳）と交配したトクノエイティーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は516kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスーパーワンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1989年）

4月16日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したジャガーサバンナに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカミノファントムをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

6月11日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったストームダンスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヨツヤベンケイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4歳（1990年）

6月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったシンプレジデントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（14戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（15戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。