ニチドウダイヤ（2006年生、母ニチドウジョリーズ）

ニチドウダイヤ（2006年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ダイヤのように輝いて欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時13歳）と交配したニチドウジョリーズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月20日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

11月1日、中5週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（2009年）

3月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい18着に敗れた。

3月29日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月10日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた7戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、逃げるワシントンハスキーにクビ差届かず2着となった。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビバエルフをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4歳（2010年）

2月13日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5歳（2011年）

3月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月10日、中5週で迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた26戦目は、芙蓉特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のエリモシードに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた27戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のコスモス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、トルマリンスター賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた29戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

6歳（2012年）

3月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた30戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、陽炎特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

8月8日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた32戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

11月9日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた34戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7歳（2013年）

1月2日、中3週で迎えた35戦目は、ワーキング・クラス・ヒーロー記念（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。