ベストリガーズ（2008年生、母グリーティングス）

ベストリガーズ（2008年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「文末の挨拶。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したグリーティングスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月26日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーライフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、グレープブランデーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2012年）

3月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキンショーダンデーに1馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、最後はタフディシジョンと並んで3着同着となった。

5歳（2013年）

6月15日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6歳（2014年）

3月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のスズカルパンに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

12月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

7歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月1日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。