キリワイス（1983年生、母アイテイグレース）

キリワイス（1983年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栃栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時13歳）と交配したアイテイグレースが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠キタノ牧場。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は1987年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

5月10日、デビュー戦は牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。鞍上は蛯沢誠治騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月24日、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキヌブエに5馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

6月7日、4歳400万下のあじさい賞（東京芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月21日、4歳400万下のあやめ賞（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月5日、牝馬限定4歳400万下のあさがお賞（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月30日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

9月27日、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は星野忍騎手。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

4歳（1987年）

6月14日、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

7月5日、5歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドライバーシローを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

7月19日、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月26日、4歳以上400万下（新潟芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月23日、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。