フジノスターガール（2003年生、母アービルハナコ）

フジノスターガール（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スター＋女の子」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時10歳）と交配したアービルハナコが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小葉松幸雄。戦績は、中央平地1戦0勝、地方25戦4勝2着4回。2006年のゴールドジュニア(地方重賞)で2着に入った他、2005年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中山義宣厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

8月17日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（5）（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。馬体重は463kg。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレエンドレスに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリードラヴィーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヤビダンサーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカオリに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の頑張れミスターピンク（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリシルクに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2006年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オクトパスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノギンガを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中4週で迎えた11戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のたんぽぽ特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のユスラウメ特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のはまなす特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月10日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の若潮特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月22日、連闘で迎えた18戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェニックス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったアタゴファイターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月17日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4歳（2007年）

2月12日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。