ダンツキッシン（2005年生、母オンロード）

ダンツキッシン（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋吉辰」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したオンロードが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦10勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のマーチ特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿橋義昭から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月26日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月2日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノボイスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラブストーンに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエスタンマダムに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロングドライブに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドバンスリバーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

12月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のショワサージュに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月28日、中2週で迎えた11戦目は、カウントダウン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトヨマに8馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2009年）

1月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガイセンモンに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

1月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイユウジローに6馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（9戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートトップガンに4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

3月7日、中2週で迎えた15戦目は、マーチ特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（10戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアミフジウラノスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて10連勝を達成した。

4月18日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（11戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。