ホクトサンバースト（1989年生、母タケノファルコン）

ホクトサンバースト（1989年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナグルスキー（当時8歳）と交配したタケノファルコンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回、地方7戦3勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月1日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメジロカムロに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月21日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したモールドゾーリンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエンビライナーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネショウウルフを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’93セレブレイションカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5歳（1994年）

1月15日、中9週で迎えた12戦目は、天野貢騎手を鞍上に迎えて、迎春特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシクレノンマキシムに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、寒椿特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で天野貢騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、ふじの花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1995年）

4月7日、約11か月半の休み明けで迎えた15戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニポートに2馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青木達彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3イ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青木達彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木達彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のギャロップラオーに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。