ウィップスマート（1996年生、母プリンセスロマンス）

ウィップスマート（1996年2月11日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時9歳）と交配したプリンセスロマンスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上田精三。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害3戦0勝、地方21戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

11月8日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3歳（1999年）

5月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

11月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に敗れた。

4歳（2000年）

3月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた9戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 小雨）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月14日、中7週で迎えた10戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエターナルスカイを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーエムエンペラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラバスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリュウショウビジンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデットラインに3馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウイズサラトガを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（8戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（10戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた26戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は森田直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。