ダンツクルーガー（2019年生、母レッドアモーレ）

ダンツクルーガー（2019年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+賢い、聡明な(独)」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時21歳）と交配したレッドアモーレが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹中牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、竹中牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって792万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月13日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2022年）

2月27日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のボードメンバーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の春霞賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のザハートハートを半馬身振り切って1番人気に応えた。

5月7日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のうまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェアリーティンクを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンフライをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のスターマイン特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の川上峡特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦4勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアメリカンムーンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったテイエムヒッサーロに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の清水の滝特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。