リードパシフィック（2002年生、母シャンハイリル）

リードパシフィック（2002年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「率いる＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時15歳）と交配したシャンハイリルが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の一般D4-5。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-5（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイミッションに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、一般D4-4（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったピュアメモリーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般D4-3（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。