ファミリーツリー（2021年生、母ハーモニー）

ファミリーツリー（2021年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「家系図。産駒の活躍を祈って」。毛色は鹿毛。種牡馬のワンアンドオンリー（当時10歳）と交配したハーモニーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

河嶋宏樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月24日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/重）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたスターリングアップ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスナークサファイアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルコモドーアに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの香嵐渓特別バーレーン賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。