アドラビリティ（2012年生、母チアフルドーラ）

アドラビリティ（2012年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力的、チャーミング」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴスホークケン（当時7歳）と交配したチアフルドーラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地20戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月23日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

9月21日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

11月16日、中7週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

3歳（2015年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3月1日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

3月28日、中3週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月19日、中7週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、コンチャフラメンカに3/4馬身交わされて2着となった。

10月28日、中5週で迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサノタイクーンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のヒバリチャンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2016年）

3月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/不良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5歳（2017年）

4月16日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月27日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の汐留特別（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦0勝）。17頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

11月12日、中7週で迎えた22戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。