ノットオーソリティ（2011年生、母フレンドリーマナー）

ノットオーソリティ（2011年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したフレンドリーマナーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方23戦8勝2着1回。2015年のクイーン賞(牝ハンデJpn3)で3着に入った他、2013年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で4着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

5月30日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエドサラサに約17馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のパンパカパーティに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のダブルハッピーを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月25日、中6週で迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のひばり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスマイルピースに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月31日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2014年）

2月19日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャークファングに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月24日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスマートバベルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月5日、中7週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモフモフに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のケンブリッジナイスに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2015年）

4月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のケンブリッジナイスに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

6月17日、中6週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月29日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、’15ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2016年）

1月13日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月21日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、’16ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた19戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月30日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6歳（2017年）

1月26日、中3週で迎えた22戦目は、’17ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月14日、中6週で迎えた23戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。