トレードウィンド（2010年生、母ヴェルヴェットレディ）

トレードウィンド（2010年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「貿易風」。毛色は鹿毛。種牡馬のShirocco（当時9歳）と交配したヴェルヴェットレディが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地15戦1勝、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月20日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のスノーストームに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4歳（2014年）

3月30日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた14戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.エスポジート騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた16戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、北陸新幹線開業C.D.特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、新装大樋窯特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったナンディンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、九谷陶芸村まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。