ヒシチャプター（2006年生、母サクラソレイユ）

ヒシチャプター（2006年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋（第一）章」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したサクラソレイユが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方7戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C6。

経歴

デビュー前

当歳のとき、対馬正から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅一郎によって2,100万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月28日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

7月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったラドラーダにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた8戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、キングコーリンオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月22日、中4週で迎えた9戦目は、佐藤太一☆肥田さや夏結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったユウガブリエルにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、寛&美子結婚12周年記念（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったアマンディーヌに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウハヤテに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた13戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。