ウォータールフラン（2005年生、母ラヴォイラ）

ウォータールフラン（2005年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋音楽用語で繰り返す（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアラムシャー（当時5歳）と交配したラヴォイラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地26戦0勝、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の桂浜特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、山岡正人によって1,102.5万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月26日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた19戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた20戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、桂浜特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイブキカンハダに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中4週で迎えた21戦目は、芦田川賞（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の福山王冠（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた23戦目は、高知市長賞（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒川知弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、新春賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒川知弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月19日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた26戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月2日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

10月31日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

5歳（2010年）

1月17日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。