テイケイヴィーノ（2020年生、母ナミダガキラリ）

テイケイヴィーノ（2020年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+葡萄酒(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時12歳）と交配したナミダガキラリが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、兼松忠男によって704万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月20日、中7週で迎えた14戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったウーニャに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月5日、中2週で迎えた17戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、C2一3歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた18戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメメナビレラにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒルデブランドに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた20戦目は、ランタナ賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた21戦目は、ビオラ賞（姫路ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。