コスモマジョラム（2000年生、母カルカネット）

コスモマジョラム（2000年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ハーブの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルヴァーエンディング（当時13歳）と交配したカルカネットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ビッグレッドファームから「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月22日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月11日、中0週で迎えた5戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモパールに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビコーファーストを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルエリンに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月25日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプロパイロットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキーンネスに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。