アグレアーブル（2013年生、母プリティカリーナ）

アグレアーブル（2013年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「かわいい、心地よい（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したプリティカリーナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の遊楽部特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキングオブアームズに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2016年）

4月24日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジャポニカーラを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5歳（2018年）

4月1日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたキャリアベスト決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったハギノアレスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月16日、中7週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフライングレディに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

7月8日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月8日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6歳（2019年）

2月17日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。