ジーワンシチー（1993年生、母カシマカオリ）

ジーワンシチー（1993年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウィニングスマイル（当時10歳）と交配したカシマカオリが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は林秀雄。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月23日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

4月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったマチカネミラージュに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月18日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ヤシマゴーギャンに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケーエムウインザーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4歳（1997年）

6月15日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高山太郎騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高山太郎騎手（10戦1勝）。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高山太郎騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高山太郎騎手（12戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で高山太郎騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で高山太郎騎手（14戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた16戦目は、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高山太郎騎手（15戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったムサシルドルフから2馬身半差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で高山太郎騎手（16戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月4日、中0週で迎えた18戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で高山太郎騎手（17戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた19戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で高山太郎騎手（18戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノブライアンから4馬身差の2着となった。

5歳（1998年）

1月17日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で高山太郎騎手（19戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。