メグロアサヒ（1984年生、母クロスオーバー）

メグロアサヒ（1984年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時9歳）と交配したクロスオーバーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地25戦3勝、地方15戦0勝。1987年の菊花賞(G1)で4着に入った他、1987年のステイヤーズステークス(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月5日、デビュー戦は木藤隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオプティーカイザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月29日、中2週で迎えた5戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインストーンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのひいらぎ賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

3歳（1987年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナカミオーエンスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は木藤隆行騎手（4戦1勝）。20頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（2戦1勝）。24頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり5位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

9月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は東信二騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、飯田明弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月19日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

4歳（1988年）

1月30日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、G2の日経賞（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた19戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

8月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

10月9日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の相模湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（1989年）

10月11日、約10か月の休み明けで迎えた26戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた27戦目は、ミルクカップ特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた28戦目は、烏川特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1990年）

1月22日、中6週で迎えた30戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、立春特別（高崎ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、約8か月の休み明けで迎えた32戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、長月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた33戦目は、錦秋特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた34戦目は、深秋特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた35戦目は、霜月特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青木智義騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた36戦目は、麒麟山特別（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青木智義騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月15日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた37戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で青木智義騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1991年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた38戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青木智義騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、松原正文騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた40戦目は、金蹄賞（三条ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は青木智義騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。