ウインホイッスル（1984年生、母ウオーホイツスル）

ウインホイッスル（1984年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソーブレスド（当時19歳）と交配したウオーホイツスルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。1986年のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス(牝G3)で2着に入った他、1987年のクイーンカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のディアドータに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の白菊賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドウカンプレスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、コーセイに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1987年）

2月1日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月12日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月7日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

9月13日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、伊藤栄騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はユキノローズと並んで2着同着となった。

11月8日、中4週で迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1400万下のディセンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた11戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（1988年）

2月29日、中8週で迎えた12戦目は、5歳以上1400万下のアクアマリンステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた13戦目は、G2のスプリンターズステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、福島競馬場開設70周年記念（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石神富士雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

9月25日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。