ハリケーンリリー（2011年生、母トウエンクィーン）

ハリケーンリリー（2011年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ハリケーン＋百合」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時12歳）と交配したトウエンクィーンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、中央障害5戦0勝、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月8日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサンデンバーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎北斗騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンスパンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2015年）

7月5日、約16か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎北斗騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月30日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で宮崎北斗騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5歳（2016年）

1月23日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルミニズムをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（13戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6歳（2017年）

2月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（14戦2勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月10日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2018年）

2月17日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

3月18日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月19日、中8週で迎えた24戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、若葉特別（佐賀ダート900m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、短夜特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた28戦目は、スターフェスティバルカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた29戦目は、ファイヤーワークスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったシゲルナマハゲにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ミッドサマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上A2 B（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上A2 B（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2 B（佐賀ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は出水拓人騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。