デビルインサイド（1995年生、母デビルズブライド）

デビルインサイド（1995年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時24歳）と交配したデビルズブライドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（1998年）

1月11日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

6月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2500m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンクリントンに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイクロップに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

9月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1999年）

10月17日、約13か月の休み明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ラガーエリートに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高橋亮騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2000年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ホシオーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（10戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホッコーアンバーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（11戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のミナモトスターに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホシオーをクビ差振り切って雨下の激闘を制した。

6歳（2001年）

5月13日、約14か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（13戦4勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。