ミキノパッション（2000年生、母アナザーワールド）

ミキノパッション（2000年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋情熱」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したアナザーワールドが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方9戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C6-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、沖田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月7日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったツルマルホープにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5歳（2005年）

4月6日、約28か月の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシュンビックを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカルストンソロンオに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャンディランランに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウケイシアトルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C8-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーライズに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーエイシャークに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C4-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モリノエリートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2006年）

6月20日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。