オベレック（2010年生、母ダンスエターナル）

オベレック（2010年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「より速いテンポのマズルカ（ポーランド舞曲）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時7歳）と交配したダンスエターナルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害20戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日西牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、日西牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、片山博志によって420万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月28日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2014年）

1月26日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月24日、中5週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2015年）

1月5日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月21日、中6週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月15日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた18戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は高野和馬騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2016年）

2月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（9戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（10戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（11戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（12戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（13戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（14戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2017年）

2月4日、中9週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で高野和馬騎手（15戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。