プリンセスミラクル（1999年生、母プリンセスデージー）

プリンセスミラクル（1999年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時7歳）と交配したプリンセスデージーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。13歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、新冠橋本牧場によって105万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2002年）

2月3日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったダンシングハピネスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤコサンライズに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月31日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（10戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、14着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったエクスサンダーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2003年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったトップアサティスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（12戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたトウカイユウユウ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月23日、中3週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（13戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月19日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のレオキャンディを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

5歳（2004年）

4月4日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高山太郎騎手（14戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（15戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったブリュメールにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたキングパパ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。