ヒロバイアン（1985年生、母ヒロロータス）

ヒロバイアン（1985年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のピツトカーン（当時14歳）と交配したヒロロータスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月5日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉沢宗一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメジロベルダムを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉沢宗一騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉沢宗一騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉沢宗一騎手（9戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月6日、中8週で迎えた13戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

4歳（1989年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤクモリミテッドに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月19日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた16戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。