コウセイユユ（2001年生、母タラタワー）

コウセイユユ（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋馬主の家族の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時22歳）と交配したタラタワーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月16日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた10戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアクジョに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた13戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。