シルバームーン（1993年生、母カンナイノーザリー）

シルバームーン（1993年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンキヨーシヨウリ（当時10歳）と交配したカンナイノーザリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は古沢平治牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月27日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月16日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた4戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月9日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で増井裕騎手（10戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカリジェミニに交わされて1馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で増井裕騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエスティーロードを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月5日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の能生特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4歳（1997年）

4月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月22日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた27戦目は、赤司安史騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤司安史騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤司安史騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤司安史騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤司安史騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤司安史騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた33戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木義久騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた35戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1イ（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1998年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた41戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。