コトブキウエーブ（1990年生、母サンレオレデイー）

コトブキウエーブ（1990年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラサニーオー（当時8歳）と交配したサンレオレデイーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）北光牧場。戦績は、中央平地31戦1勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保良雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月10日、デビュー戦は柏崎正次騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

1月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で町田俊夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田俊夫騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田俊夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田俊夫騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田俊夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で町田俊夫騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で町田俊夫騎手（8戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワイルドガリバーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で町田俊夫騎手（9戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田俊夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（1994年）

4月24日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は町田俊夫騎手（11戦1勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（12戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったビヨルリンクに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田俊夫騎手（13戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田俊夫騎手（14戦1勝）。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田俊夫騎手（15戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（1995年）

2月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は町田俊夫騎手（16戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（17戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田俊夫騎手（18戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた24戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったアラマサプリンセスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月24日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で天間昭一騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で天間昭一騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で天間昭一騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で天間昭一騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6歳（1996年）

9月23日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた32戦目は、山本育男騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた33戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた34戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山本育男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。