サクラウィンビート（2009年生、母サクラミヤビ）

サクラウィンビート（2009年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利のリズム」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時9歳）と交配したサクラミヤビが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦2勝。主な勝ち鞍は2013年の希望の泉レース(一般C1一)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月19日、中9週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

9月9日、中9週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

10月3日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4歳（2013年）

4月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、米代川レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、達人の技南部鉄器レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、南天レース（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、外山節全国大会レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァルカモニカを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月26日、連闘で迎えた20戦目は、一般B2十（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、YOSAKOIinみずさわレース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2十（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月21日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、一般B2十一（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた25戦目は、希望の泉レース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のボウシュをクビ差振り切って2勝目をマークした。

12月7日、中1週で迎えた26戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月29日、連闘で迎えた28戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、カトレアレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、樹氷レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、岩手早咲きレース（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。