チャコット（2000年生、母プティットフルー）

チャコット（2000年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バラの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカング（当時12歳）と交配したプティットフルーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の未勝利馬リバイバル。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スガタ牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、スガタ牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場され、衣斐浩によって210万円で落札された。

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

6月17日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は415kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、スターウィンクに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のミツアキノゲイラに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2003年）

4月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のインディアトロフィー（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた12戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月9日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた19戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月13日、中7週で迎えた20戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。