グレイトアロー（2000年生、母ビーウェルオン）

グレイトアロー（2000年4月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「偉大な＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したビーウェルオンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地38戦2勝2着3回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月22日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた2戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったメイショウセブンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツワールドをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

4月11日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンハクサンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

5歳（2005年）

1月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタヤスゼンカイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（11戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

4月30日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（12戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（13戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のワンダーゼネラスを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（14戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で河北通騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で河北通騎手（16戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラバグルートを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

8月21日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 雨/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6歳（2006年）

4月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は河北通騎手（17戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（18戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（19戦2勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（20戦2勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた30戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の糺の森特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

12月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた31戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2006ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（21戦2勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（22戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

1月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（23戦2勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（24戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月4日、中3週で迎えた36戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた37戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は河北通騎手（25戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（26戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。