ヤエベニシダレ（2020年生、母ロイヤルタバスコ）

ヤエベニシダレ（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「八重紅枝垂桜より。本馬の誕生花である桜と母母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したロイヤルタバスコが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は清水牧場。主な勝ち鞍は2023年の摩耶山特別。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月19日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の摩耶山特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジェネロジテに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

1月28日、中0週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤祥太騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた8戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた9戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた10戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月2日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川端海翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川端海翼騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月9日、連闘で迎えた14戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2024年）

2月10日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は古川奈穂騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた18戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。