マリンバンカー（2021年生、母ゲッカビジン）

マリンバンカー（2021年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海洋資源の燃料の名前」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時14歳）と交配したゲッカビジンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2023年のメイクデビュー中山(新馬)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、Mr.ホースによって275万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月17日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴンザーゴに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

3歳（2024年）

4月27日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月16日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

4歳（2025年）

1月19日、中2週で迎えた8戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3月9日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月5日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたマンダリンボレロ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月20日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。