フェイバリット（1985年生、母オンワードプリマ）

フェイバリット（1985年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時16歳）と交配したオンワードプリマが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野村正信。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（1988年）

1月30日、中9週で迎えた3戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月1日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、キンセンロイヤルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた5戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンゴウケートに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月19日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は石神富士雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた12戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた13戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。