エヌワイグレース（2009年生、母ティエッチグレース）

エヌワイグレース（2009年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名イニシャル＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したティエッチグレースが13歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2012年）

11月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 雨/重）に出走。馬体重は479kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランディセレクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のナットファルコンを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

4歳（2013年）

2月23日、中9週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

5歳（2014年）

4月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月24日、中5週で迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月12日、中6週で迎えた9戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

9月7日、中7週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。18着に終わった。

11月9日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた12戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2015年）

2月14日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。