イニシュモア（2018年生、母カレドニアレディ）

イニシュモア（2018年1月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイルランドの島の名前。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したカレドニアレディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2022年のトンビ賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月10日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月25日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

6月13日、中6週で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2022年）

4月6日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、スズメ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ノボインパクトに交わされて4馬身差の2着となった。

5月16日、中5週で迎えた6戦目は、イヌワシ賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、トンビ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のナッシュカッツェに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、トビウオ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、オーロファーストに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた9戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、ヒラマサ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた10戦目は、バショウカジキ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、カンガルー賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のバイランドに1馬身の差をつけて制した。

5歳（2023年）

1月4日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ウサギ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、プレーリードッグ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンドビューティに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月4日、中3週で迎えた14戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた16戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた17戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月13日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、英介大好き記念特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。