オーエスファースト（2001年生、母カッシーナ）

オーエスファースト（2001年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主のイニシャル＋一番」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時11歳）と交配したカッシーナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地2戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般F4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井静男から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月9日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（2005年）

11月29日、約24か月半の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた3戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7一（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2006年）

2月11日、中8週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般F5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワイワイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、一般F4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイザリッヒに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、設立1周年記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。