フェリシアーノ（2017年生、母フェアリーライン）

フェリシアーノ（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したフェアリーラインが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、飯塚知一によって2,376万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月12日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月8日、中8週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月11日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の啄木鳥特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の木菟特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた11戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の馴鹿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（2021年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、福笹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月14日、中0週で迎えた13戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、紫式部賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミヤコシャンティを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5歳（2022年）

8月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ラムダに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた25戦目は、天照賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。