ベルモナーク（1992年生、母ベルミイッテエル）

ベルモナーク（1992年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時13歳）と交配したベルミイッテエルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は千曳雅彦。戦績は、中央平地25戦4勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の大日岳特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月2日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は402kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったノーザンアスリートに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（1995年）

4月30日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のコスモトップレディに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月27日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（福島芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンスミロードにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月27日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1996年）

4月2日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で横山義行騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山義行騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ハートオブゴールドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯殿山特別（新潟芝1200m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、トウショウソレイユにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（1997年）

5月18日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（9戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のパーティーホーラーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラシューターに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月27日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（11戦3勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（12戦3勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の下総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（13戦3勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6歳（1998年）

5月3日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサムソンレッドに3馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

6月7日、中1週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

8歳（2000年）

8月12日、約25か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、サマースプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（14戦3勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（15戦3勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（16戦3勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた25戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の2000ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。